神様は殺し屋、殺し屋は神様

今日は何だか気分がいいから

スーパーでたくさん買い物をしたよ

マイバック持ってるけど

今日は５円払って袋をもらったよ

美味しいな

美味しいな

めったに食べない食べ物美味しいな

引きこもって数年

やっと部屋から出てきたと親は喜び

めったに貰わないお小遣いで買い物をしたし

気分も上昇




「今何時？」

「今２４時頃」

「今やってもいい？」

「今どうぞ」

神様との会話

楽しいな

袋を頭にかぶせて

子供の頃を思い出す

首にロープを巻き

強く縛り

練習してきた通りに腕もロープで縛ってもらう



「苦しいな」

「今だけだよ」

「苦しいよ」

「今だけだよ」

「息が苦しいよ」

「今だけだよ」

「息できないよ」

「今だけだよ」

「もう何やってるか分らない」

「今だけさ」

「もう死んだ？」

「まだだよ」

「もう袋破っていい？」

「駄目、まだ死んでないんだから」

「イキタイ…」

「もう遅いよ」

「…」

「ここで無駄な命が消え去りました。これで任務完了です。」

神様が帰って行くのが見える

神様…いや誰だろう

親は笑顔で誰かに言った

「ありがとうございました。
あんな子、いなくてもいい存在だったので、
殺してくれてありがとうございます。」